セルフセラピーカード5番「期待」

長谷川理子

 

「期待」という名の「心の重荷」

 

​まず、このカードが手元に来たあなた。最近、誰かや自分に対して「こうあるべき」「こうなるはず」って、無意識にハードルを爆上げしていませんか?

​「期待」って聞くと、なんだかワクワクするポジティブな言葉に聞こえますよね。でも、このカードが警告しているのは、もっとドロドロした、「見返りを求める前提の予測」のことなんです。

​「あんなに尽くしたんだから、感謝されるはず」

​「このプロジェクトは、絶対これくらいの成果が出るはず」

​「パートナーなら、言わなくても私の気持ちを察してくれるはず」

​これ、全部「期待」です。そして、残念ながら「期待は失望の母」。勝手にハードルを上げて、勝手に裏切られた気分になって、勝手に不機嫌になる……。これって、自分も周りもしんどい「ひとり相撲」状態なんです。

 

期待は「今」を奪う泥棒?

 

このカードが教えてくれる最大のメッセージは、「期待している間、あなたは『今』を生きていない」ということ。

​意識が「まだ来ぬ未来」や「相手の反応」に飛んでしまっていて、目の前にある幸せや、今の自分の感情がおざなりになっているんです。言わば、まだ頼んでもいない料理の味を想像して「マズかったらどうしよう」とイライラしているようなもの。もったいないですよね!

 

罠から抜け出す3つのステップ

 

​じゃあ、どうすればこの「期待の罠」から抜け出せるのか? ポップに解決していきましょう!

​「あ、今期待したわ」と気づく モヤッとしたらチャンス。「私、今勝手にハードル上げたな?」と自分を実況中継してみて。

​「見返り」をゴミ箱に捨てる 「やってあげたいからやる」という純粋な意欲(インスピレーション)に切り替えます。見返りがなくてもやりたいこと以外は、思い切ってやめてみるのもアリ。

「今」に集中する 「どうなるか」ではなく「今、私はどうしたいか」。全集中で今を楽しんでいると、期待する暇なんてなくなります。

 

まとめ:期待を手放すと、サプライズがやってくる

​「期待」を手放すことは、冷めることではありません。むしろ、「世界を信頼して、流れに身を任せる」という最高にクールで自由な生き方です。

​勝手な予習(期待)をやめると、人生は予期せぬプレゼントやサプライズで溢れ出します。だって、「こうなるはず」という枠がなくなるんですから!

​今日からは、「期待」を「希望」にアップデートして、軽やかにステップを踏んでいきましょう。